1. Meta、約100gの新型「Meta VR Glasses」を発表
- MetaはConnect 2026で、グラス型の新しいVR端末「Meta VR Glasses」を発表しました。重さは約100gで、同社によるとQuest 3の約5分の1です。Ray-Ban MetaなどのAIグラスとは別の製品です。
- 映画やゲームに加え、複数の仮想画面を使う仕事も想定しています。映像を映すグラス本体と、計算処理・バッテリーを担う別のパックに分け、顔にかかる重さを抑えた設計です。
- 発売は2027年春の予定で、価格は1,299.99米ドル。9月24日時点で発売済みの製品ではなく、日本円での価格も未定です。
- 同じ発表会では、AIエージェント「Muse」のMac上でのアプリ操作や、AIグラスとの連携予定も紹介されました。これはMeta VR Glassesの発表とは別の話題です。
出典: Meta公式発表(日本語) · Meta VR Glassesの公式製品発表
2. AnthropicとAkamai、7年間で116億ドルのクラウド利用契約
- Akamaiは9月24日、Anthropicとのクラウド利用契約を拡大し、7年間で116億米ドルの支払い約束を得たと発表しました。米証券取引委員会への提出書類でも、契約上の約束額と期間を確認できます。
- 対象はAnthropicが増やすCPU処理向けの分散クラウド基盤とソフトウェアです。AIの計算需要がGPUでのモデル学習だけでなく、周辺の処理基盤にも広がっていることを示す契約です。
- 両社の関係は将来さらに最大90億米ドル拡大する可能性があります。ただし、合計約200億米ドルは現時点の確定契約額ではありません。
- AkamaiはAnthropicへ自社株式の取得権も付与しました。追加分の権利確定は契約拡大などの条件付きで、すべてが直ちに株式化するわけではありません。
出典: Akamai公式発表 · 米SEC提出書類
3. Google、Geminiによる電話代行「Call for Me」を米国で段階的に提供
- Googleの「Call for Me」は、Geminiが利用者の電話番号から米国内の事業者へ電話をかけ、営業時間や在庫の確認、予約や日程変更などを支援する機能です。Googleは対象者へ段階的に提供するとしています。
- 利用条件は18歳以上の米国在住者、米国SIMを使うPixel 11、Google AIの有料プラン、Phone by Googleの公開ベータ版などです。端末の言語設定は英語が必要です。
- 発信前に利用者が通話先と共有する情報を確認し、開始操作を行います。通話中は文字起こしで経過を追え、必要なら利用者自身が引き継げます。
- Geminiは通話冒頭で、GoogleのAIアシスタントが本人に代わって録音回線で話していることを相手へ伝えます。日本で使える機能としては案内されていません。
出典: Google公式ヘルプ · TechCrunchの取材記事
4. Anthropic、Claude同士が中古本を交換する実験「Project Swap」を公開
- Anthropicは9月24日、社員201人がClaudeエージェントに中古本の交換を任せた実験を発表しました。各人が好みを短く伝え、エージェント同士が交換の相手を探して交渉しました。
- 参加者本人が順位を付けた本の組み合わせと、Claudeが推定した好みの順序は61%で一致しました。無作為に順序を決めた場合の目安は50%で、好みの推定にはなお誤差があります。
- 実験では、交渉の巧拙よりも、最初に利用者の好みを十分に把握できなかったことが結果を制限しました。モデルの違いも交換結果に影響しました。
- 参加者はAnthropicの社員で、扱ったのは本の交換です。一般利用者の買い物や高額取引でも同じ成績になると実証したものではありません。
出典: Anthropic研究報告
5. Oracle、Stargateの「Project Jupiter」で不可抗力通知を送付と報道
- TechCrunchは9月24日、Bloombergの第一報を踏まえ、Oracleがニューメキシコ州のデータセンター開発会社へ不可抗力条項に基づく通知を送ったと報じました。対象はStargate構想の施設「Project Jupiter」です。
- 報道によると、Oracleは主要テナントからの撤退を目指しているわけではありません。2028年の稼働目標に遅れが生じた場合の支払い延期を可能にする通知とされています。
- OracleはCNBCへの声明で、プロジェクトは計画通りの日程を維持していると説明しています。通知の送付と、実際に完成が遅れることは同義ではありません。
- TechCrunchは工程上の懸念として、ガスパイプラインの開通予定が2027年2月1日に延びたことと、燃料電池に関わる大気質許可が審査中であることを挙げています。
出典: TechCrunchの取材記事
6. GitHub Copilot、企業向け新機能の既定許可を一括設定可能に
- GitHubは9月24日、Copilot BusinessとEnterpriseの管理者が、対象となる一般提供機能の既定の有効・無効を一括で設定できる方針を発表しました。
- 設定対象にはCopilot Code Reviewや、Copilotから使うMCPサーバーのポリシーも含まれます。新機能が増えるたびに個別の設定状態を確認する企業管理者には重要な変更です。
- 管理者は今から既定方針を選べますが、利用者の機能への反映は10月22日からです。明示的に有効・無効を指定した設定は維持されます。
- プレビュー機能は引き続き個別の参加設定が必要です。今回の発表を、すべてのCopilot機能が直ちに自動有効化されるという意味には取れません。
出典: GitHub公式変更履歴
7. NVIDIAとDeepMindなど、2800超のウイルスのタンパク質構造予測を公開
- NVIDIAは9月24日、Google DeepMindや欧州バイオインフォマティクス研究所などとの共同作業で、2800超のウイルスについてタンパク質複合体の立体構造の予測データを公開したと発表しました。
- データはAlphaFold Databaseから研究者が利用できます。構造の推定にはAlphaFold2を使い、NVIDIAのBioNeMo実行環境で大規模に処理しました。
- NVIDIAは予測に使った処理パイプラインも公開しています。既知の構造情報が少ないウイルスの研究を始める際の手掛かりになり得ます。
- これはAIによる構造の予測であり、すべてのタンパク質複合体が実験で確認されたわけではありません。ワクチンや治療薬の完成を発表したものでもありません。
出典: NVIDIA公式発表 · AlphaFold Databaseの公開窓口
8. 報道:Google、OpenAI、AnthropicのAI安全基準団体構想
- The Informationは9月24日、Google、OpenAI、AnthropicによるAI安全基準団体の構想が進んでいると報じました。記事の見出しと存在は確認できますが、本文は購読者向けです。
- AI Weeklyは同記事を引用し、元ホワイトハウスAI顧問のスリラム・クリシュナン氏へトップ就任を打診したと伝えています。この人事は当事者の公式発表ではなく、報道上の情報です。
- 想定される検討対象として、安全性評価、第三者によるモデル試験、インシデント報告などが挙げられています。ただし、具体的な規約や実施時期は確認できません。
- 団体の正式名称、設立、参加各社の合意は確認できていません。法的な規制当局が発足したという話でもなく、今後の各社発表と設立文書を待つ段階です。